前代表社員長崎真人自分史
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第二部】第一話 万感の想い込め、さらばイラ・フォルモサ(まえがき)
 
 私は台湾で生まれ18歳になるまでこの島で育てられました。その故郷・台湾を後にして、辿り着いた引揚げ先は地獄でした。
 死を見つめ苦悩する私の前に、第二の人生が開けました。私の生涯の生き様を決定したのは、就職した農林省農事試験場での人々との触れ合い、私を包み込んでくれた暖かい環境でした。
 第二部では、人生の真実を求めて生き抜いた青春の日々を回想します。
 
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