前代表社員長崎真人自分史
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第四部】第九話 諸々の社会的活動に参加(つづき)(9・1011)
 
“マンションは管理を買え”シーアイハイツ管理組合理事長

 山崎町の七国山の麓に、新しく素晴らしいマンションができたとの噂を聞いて見に行った。完成すれば総戸数約千戸、毎年1列3棟づつ建設して4列12棟になる予定で、3年目3列まで出来上がっていた。広い敷地、最新式の設備、環境も緑に囲まれて絶好だ。三期目の売り出しのところ二期目の残が一部屋ある。気に入れば安くすると言うセールストークに乗って、値ごろと判断し買う事にした。

 例の性分で、早速「区分所有法」等のマンションに関する法令を何冊か買って読んだ。
 
 恐らく、どこのマンションも似たり寄ったりではないかと思うのだが、ここでも管理業務は、大手のマンション業者の子会社の管理会社に“お任せ”になっていて、管理組合の組合員である住民は全くと言ってよいほど無関心だった。

 棟毎の集会に顔を出して、二言三言発言したら、皆さんに推されて管理組合の理事に出る事になった。理事会は、各棟から1名づつ選出された計12名の理事で構成されていたが、毎月1回の理事会の出席は7−8名。管理センターの職員の報告を聞くだけの事だった。理事長は、保守系の国会議員の秘書を勤める人物だったが、任期中途で出てこなくなった。残った理事は困ってしまって、「最年長の長崎さん、お願いできないか」と言う事になった。そんな事で、入居して1年足らずで理事長に就任する事になった。