前代表社員長崎真人自分史
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第四部】第九話 諸々の社会的活動に参加(つづき)(1011)
 
已む無く、私が仲介するような事になって、「輪番制」を提案したらそれでまとまった。
 4年の任期の前半の2年を社会党、後半の2年を保守派が委員長を務めることで全員一致となった。

 4年の任期を終え改選となったが、同じメンバーが続けて勤めることになった。順番で行くと、もう1人の保守派の委員が委員長になる番だったが、この人は市のリサイクルセンターの管理や、ゴルフ場の経営に参画していたりして、中々忙しい人で、「俺は委員長はやらん、長崎さんやってくれ」とあっさり言う。
 
 私も税理士としての職務もあり、当初の予期以上に時間を割かれるのも困ったものだと躊躇していると、前任の保守派の委員が「もう1年やらしてくれ」と言う。別段、続ける理由もない事だったが、私は「どうぞ」と言った。

 そんな事で、1年後は私が委員長と言う事に自然になってしまった。
 委員就任以来、私は他派推薦の委員たちと親しくなる事に務め、税金相談に乗ったりした。何よりも選挙法令についての知識では、他の3人は勿論、事務局の面々も一目置く情況だったのが、委員長就任を自然の成り行きとしたと思う。