前代表社員長崎真人自分史
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第四部】第七話 旅行記の続き(1011)
 
第七話
 事務所設立25周年を記念して企画したヨーロッパ旅行は、豪華版でした。
 1993年秋。参加者は男性7名、女性6名、+添乗員、計14名。旅程は細部にわたり長崎が念入りに企画した。
 先ず、最初の大英帝国の首都ロンドンでは、音に聞くバッキンガム宮殿の衛兵交代に眼を見張り、東西対立の傷跡を残した統一ドイツの首都ベルリンに飛んでヨーロッパの戦後史に思いを馳せ、 オランダのアムステルダムでは「アンネの家」に立ち寄り、 ベルギーのブリュッセルでは予想外に小さい本物の「小便小僧」に出会い、
 
フランクフルトからハイデルベルグを経てミュンヘンに至るロマンチック街道の要所をくまなく観光。

 ライン下りで、次々に姿を見せる幾つもの古城と、懐かしい歌と物語そのままのローレライの岩を眼前にし、ミュンヘンの夜は、ビールで思いきり馬鹿騒ぎ。正にメルヒェンの世界に遊ぶノイシュバンシュタイン城も堪能。
 終点のウイーンでは、国立劇場の特等席でオペラ鑑賞の後、王侯気取りで弦楽四重奏を聞きながらの王宮でのディナーと洒落込んだ。

ホテルは、いずれも五つ星を選んだが、特にロンドンの「サボイ」、ウイーンの「インペリアル」と言えば、知る人ぞ知る大富豪か国家元首向けの宿、と言うのを体験した。