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そのコミンフォルムの機関紙「恒久平和と人民民主主義のために」に1月6日突然、日本共産党を批判する「日本の情勢について」なる論評が発表された。事前には何の連絡もない一方的な話だった。
その趣旨は概略次のようなこと。 |
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アメリカ帝国主義は、ポツダム宣言が目指した日本の民主化・非軍事化の路線を捨て去り、日本をアジア諸国に対する侵略政策の基地にするために、日本の反動派と共に日本の植民地化と軍国主義復活の路線を進めている。 |
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これと正面から戦って、独立・民主・平和の日本を築くため、公正な講和条約の締結・米軍の早期撤退を求めて決定的闘争を行うのが、日本の全民主勢力の役割でなければならない。
しかるにと言う事で、当時日本共産党の有力な指導者の一人であった野坂参三を名指しで、野坂は、アメリカの占領下で平和的民主的方法で社会主義に移行する事が可能だと言って、アメリカ帝国主義を美化し日本国民を欺いている、と言うのである。 |
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