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これは、アメリカが強行した、世界初の実戦用水素爆弾(重水素化リチウムを原料とし核融合反応を利用した爆発装置)の実験であった。
その威力は、広島型の1000倍と推定される物凄さで、焼津港所属のマグロ漁船「第五福竜丸」は、予告された危険水域から遠く離れた漁場で操業していたにも拘らず、核爆発に伴い発生した放射性降下物(「死の灰」と呼ばれた)を浴び、23人の乗組員全員が急性放射能症に罹患、無線長の久保山愛吉さんが9月他界され、広島、長崎に続く3番目の犠牲となった。
マーシャル諸島の住民の被爆実態については、更に大きなものが推測されるが、米軍の極秘扱いで黒雲の中に置かれている。 |
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