前代表社員長崎真人自分史
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第三部】第十一話 京浜工業地帯の真っ只中へ()
 
 これを機に、未結集だった仲間たちが集まるようになり、更に具体的な職場の様子が伝わってきた。それが次の「鉄の仲間」の原稿になった。

 正に機関紙は「宣伝者そして組織者」だ。機関紙の編集は私の性分にあっていた。確かな手ごたえを感じて、私は班機関紙の発行を組織再建の梃子にする方針を全県の民青の方針にした。
 
 やがて、10近い職場・学園・居住の班が、班機関紙を発行するようになり、これを中心に班会議が持たれる様になった。青年・学生の直面している生活上の問題、身近な要求が班活動の中心に据えられた。組織再建の方向は見えてきた。