国税庁長官を告訴する告訴状を大書 辻堂駅前に大看板(ホームから見た所)
数年後に、衆議院議員に当選し「共産党のプリンス」とマスコミを賑わせた、少壮弁護士増本一彦氏が湘南商工会の顧問に就任したのは、この戦いの最中だった。 不当逮捕された事務局員の弁護や、一方的な更正・決定の取消しを求める税務訴訟に精力的に取組みながら、調査の現場にも駆けつけ、会員・事務局と一体になって戦ってくれた。若さ溢れる情熱的な活動で忽ち会員の心を惹きつけた。 その増本弁護士が、多忙な活躍の合間に練り上げた、税務調査の法的な性格と納税者の権利についての新しい見解は、当時「増本理論」と名付けられ、会をあげての学習で、有力な戦いの武器となった。