前代表社員長崎真人自分史
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第四部】第十一話 雀百(才)まで踊り忘れず()
 
21世紀に希望を託し

 前号では、愛する父母との別れを書きました。享年は父が94歳、母が91歳、二人とも長命といって良かったかと思います。没後10数年が経ちました。次は私にも順が回ってくると言う事になりましょうが、私は、もう少し生きていたいと思います。遣り残した事、思い残す事がまだあります。欲を言えば、後20年百歳まで生きて、第五部を書いて終わりにしたいと思っています。

 第五部には、どんな人生が待っているか?
 
 恐らく、世界は、21世紀、かってない大きな変動を見る事になるでしょう。中国やベトナムやアジアの国々の経済的な発展は、目覚しいものがあります。かってアメリカの裏庭と言われたラテンアメリカの国々が、続々とアメリカの支配を打破して前進している姿も、大きな希望です。
 アラブ世界でも悲惨な体験を経つつも、世界の憲兵を自認して先制攻撃を欲しいままにしてきた、アメリカ帝国主義の敗退を目前にしています。

 そんな中で、私にはどんな老後が待っているか?まだ判りません。判らないだけに期待も希望もあります。気持ちだけでも若さを失わず、精一杯生きたいものと思います。