【
第四部
】第ニ話
「不惑」にして岐路に立つ(
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あと残り2科目になったので、アルバイトで生活を支えながら、今度は余裕を持って取組めた。受験はやはり暑い真夏だった。
2回目の税理士試験が終わった3月後に、社会保険労務士試験を受けた。社会保険労務士の資格が出来た最初の国家試験だった。
1969年(昭和44年)12月、税理士試験の全科目合格の通知が届いた。奇しくも私の42歳の誕生日当日の事だった。
1ヵ月後には社会保険労務士の合格通知もあり、期せずしてふたつの資格を1度に手にする事が出来た。