前代表社員長崎真人自分史
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第四部】序文
 
はしがき

 第四部は、この自分史の終章になります。
 1961年(昭和36年)33歳で、湘南商工会(現神奈川県民主商工会湘南支部)に入り、7年間事務局員として働きました。
 入って間もなく、税務当局の不当攻勢・民商弾圧に直面しました。
 弾圧に抗する戦いの中で生み出された「増本理論」と「納税者の権利10か条」は、今に続く納税者の権利を守る運動・税務行政民主化の運動のさきがけとして、貴重なものでした。
 民商運動と党建設との関連でも貴重な経験をさせてもらいました。
 はじめて藤沢市議2名を勝ち取る戦いでは、選挙事務所長の重責に心血を絞りました。
 
はしがき

 しかし、これらの戦いで私の疲労は極度に達し、生れて初めてほぼ半年の長期間、療養せざるを得ない事態になりました。
 肉体的にも精神的にも、限界をさまよいながら、私は、私の人生のそれまでのあり方を総決算し、残る人生をどう生きるべきか、深刻な自問自答の月日を送りました。
 私にとっては、党以外に生きる場所はありません。疲労困憊の状態を脱却するには、今までの人生のあり方を、党が示す基本的な方向と重ね合わせてみて、総点検しなければなりませんでした。