町田税経センターの事務所(町田市中町)は米軍厚木基地(神奈川県綾瀬市)滑走路の延長線上の位置にある。基地からは10kmほど離れているが、着陸態勢に入っている戦闘機は頭上真上を飛び、腹にはミサイル砲のようなものも確認でき、その轟音はすさまじい。当然、事務室内での電話も聴き取り難くなってしまう。5月下旬から6月はとりわけ飛行回数が多かった。
この爆撃機は、原子力空母ジョージ・ワシントンの艦載機で、厚木基地でタッチ&ゴーなどの訓練をしているためという。
基地周辺住民はこれまで何度も何度も「飛行訓練差し止め」を国や米軍に要求してきたが、国も米軍もまったく聞く耳をもっていない。せいぜい「防音工事の助成金」を出すだけである。
沖縄・普天間、嘉手納基地もそうだが人口密集地帯に軍事基地があり飛行訓練を行っているのは日本ぐらいなのではないだろうか。
ワシントン、ニューヨーク、パリ、ロンドン、北京、上海どこに行っても首都や大都市の上空を戦闘機の飛行訓練の空にしていることは聞いたことも見たこともない。
「安保条約があるから日本は平和。アメリカの言うことを聞かなければならない。」という政治家もいるが、「軍事力」という力で国民の平穏と安全、世界の平和をつくり・守ることはできないと思う。
米軍に対する政府の姿勢もそうだが、「原発事故で死者は出ていない(自民党政調会長)」「従軍慰安婦は必要だった(維新代表)」など国民の気分・感情を逆なでする政治家・無責任政治家があまりにも多いような気がする。
「政治の季節」となっているが、「原発、改憲、福祉、消費税、アベノミクス、安保体制」等々を十二分に検討し政治的態度を決めたいと思う。〈永沢記〉 |