事務所ニュース 236
2011.6.1
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第2回町田なんでも相談会(5月8日) 雇用、暮らし、相続問題など切実な相談

町田なんでも相談会
5月8日(日)小田急町田駅前カリヨン広場に「町田なんでも相談会」のテントが張られ、第2回なんでも相談会が行われました。
朝から太陽が燦々と降り注ぎ、急遽すだれを準備。相談開始時間の11時頃は汗ばむ陽気となりましたが開始早々、テント内の相談席は満席となり追加のイスを急いで準備することになりました。
広場では学童保育の保育士さんたちが剣玉、ベイゴマ、縄跳びなど準備し道行く人々にその妙技を披露しながら、相談会へのお誘い・呼びかけを行い、午後3時までの相談に38名の相談者が訪れました。
相談の内容は雇用問題8件、暮らし・生活保護7件、相続・税金6件、労働問題3件、健康3件、住宅問題5件等々幅広い分野に及び、弁護士、税理士、司法書士、看護師、建築士、労働組合役員等それぞれの専門家が丁寧に対応しました。

町田なんでも相談会


住民税特別徴収通知書

住民税の特別徴収(社員・従業員の住民税を給与から天引きし事業者が納付)の通知書がそれぞれの事業所に送付されております。6月支給の給与から天引き(納付は7月11日)します。今年度分から年少扶養控除が廃止されたことにより住民税が増税になった方もおりますので御注意ください。




マリアナ諸島慰霊巡拝 永沢ちか世


 国が主催するマリアナ諸島慰霊巡拝に姉妹3人で参加してきました。
 東京は大寒の季節。1月22日〜30日まで全国の戦災遺児等32名、厚生省職員2名、添乗員1名の35名が22日成田に集まり結団式、翌23日にグアムに飛び、グアムとサイパンでの現地慰霊を行いました。

 私は昭和19年3月8日山梨で生まれました。父は19年7月18日に戦死。もちろん顔は覚えていません。写真だけです。母はまだ健在で今年3月100歳を迎えました。父の戦死後6歳の長男を頭に4歳・2歳・そして0歳の私と4人の子供を女手一つで育ててくれました。農家だったので食べるものは何とかありましたがお金は無く学校に納めるお金に四苦八苦していたと姉の話です。そんな末っ子の私が父に関心を持ったのはここ10年位前のことです。

 もちろん戦争に対する憎しみが平和運動への参加に繋がっているのですが、もともと顔も知らないので懐かしいという感情はありませんでしたが、従姉が靖国神社から父の資料を取り寄せてくれたのをきっ掛けとして、もう少し知っておきたいという気持になり、冒頭の慰霊巡拝への参加となりました。靖国神社の資料は次の通りでした。


階級 陸軍上等兵
所属部隊 歩兵第135聯隊
死没場所 中部マリアナ諸島

 グアムでは4箇所5家族の現地慰霊を行いサイパンに移動し、さらにサイパン島とテニアン島に分かれ私はサイパン島でした。現地慰霊(26日)の前夜厚生省の方から細かい説明を受けました。 

 父らが玉砕を命じられたと思われるタポーチョ山で父ともう一人の戦死者の現地慰霊が行なわれました。山上からはサイパン島が一望できるので今は観光地となり賑わっています。平らな処が少ない山上で日の丸を掲げ簡易祭壇を設けての慰霊です。

 甘い物が好きだったという父の為にお汁粉やお菓子を、お酒はお清めの為に持参しました。母の白寿の祝いの時、皆で撮った写真を飾りました。食料もなく戦う武器もアメリカの武器とは比較にならないほどの物で「大和魂」だけで戦い散った多くの命。巻き添えに会った住民。安らかにお眠り下さい。そして父には慰霊参拝が遅くなったことを詫びながら、二度とこのような戦争を起こさない為に頑張ります。空から見守っていて下さいと願いました。

 サイパンの人はこの慰霊祭が行われた翌日は雨が降ると言いました。それは眠っている魂が嬉し泣きをするのだそうです。
 そして帰国の日、雨が降り飛行機も飛びませんでした。


ご不明な点がございましたら、お気軽に当事務所へお問い合わせ下さい。

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